2020/8/8 ユーロ・ドルの力関係

 

2020/8/4

エバンズ・シカゴ連銀総裁「見通しのベースラインとして2020年の終わりに米国の失業率は9.5%、2021年は6.5%と予測」「より悲観的な予測の可能性が高い」
エバンズ・シカゴ連銀総裁「失業給付などの財政支援を延長がないと総需要の問題が発生する」「インフレが2.5%に達しない限り、金利を上げる必要はない」

 

・ブラード・セントルイス連銀総裁「7月の鈍化、回復はスムースでないことを証明」
・ブラード・セントルイス連銀総裁「米経済、年末までに安定化」「景気後退の底は4月だったようだ」「マスク着用は安価で簡単な感染拡大防止技術」
・ブラード・セントルイス連銀総裁「7月の減速は回復まで景気が上下することを示している」「4月が景気後退の底のようだ」「新型ウイルスの影響は予想よりも長引いている」
・ブラード・セントルイス連銀総裁「インフレ期待を2%に集中させることが重要」「米経済成長は第3四半期に急速な成長を迎える」
・ブラード・セントルイス連銀総裁「今後数年は低金利が維持されると予想されるため、フォワドガイダンスが大きな影響を与えるとは考えていない」

 

2020/8/6

・メスター・クリーブランド連銀総裁「フォワドガイダンス、債券購入がさらなる刺激を提供」「インフレは今後しばらく低水準にとどまる見込み」
・メスター・クリーブランド連銀総裁「20年の米GDPは6%減の見通し、予測の不確実性極めて高い」「最近のコロナ感染増加で下振れリスク」「米経済の調整で回復にはしばらくかかる」
・メスター・クリーブランド連銀総裁「フォワドガイダンスについて、債券購入がさらなる刺激を提供」「最近のデータは経済活動鈍化を示唆」「米経済の調整で回復には当面時間がかかる」
・メスター・クリーブランド連銀総裁「米国はさらに多くの財政支援を必要としている」「マイナス金利導入の支持はほとんどない」

 

2020/8/7

・カプラン・ダラス連銀総裁「短期的にインフレは抑えられ、中期的にはディスインフレ圧力が強い」「イールドカーブコントロールには懐疑的」
・カプラン・ダラス連銀総裁「ドル水準に目標を設置していない」
・米ダラス連銀のカプラン総裁は、FRBの緊急融資ファシリティーは大規模な投資なく金融市場を安定化させるうえでおおむね効果的であったが、中小企業はより多くの支援を必要としていると述べた。

 

トランプ:ドル高容認

 

⇒マイナス金利導入は依然としてない。ただ、DXYは7月FOMCで市場がマイナス金利導入を予想してドルが売られた水準に留まっている。またチャート上では日足でWボトム、MACDダイバージェンスが表れている。

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DXY

 

市場からは1.20ドルが防衛ラインであるとの声。そうなるとPEPP拡大を示唆してくる可能性も。

これ以上のユーロ高をECBは看過しないとの声も=NY為替 - みんかぶ先物

 

またトルコではきな臭い動きが出ている。トルコリラが飛び、新興国への投資を見直す動きが強まると再びドル回帰の動きが出てくる。

よって、ドル買いポジションの構築が良さそうに思える。