2020/8/3〜8/7 見通し

 

日本:国内感染者は連日増加。特に三大都市では1日の感染数が記録を更新し続けている。そのため、飲食店への時短営業要請が東京、名古屋、大阪ミナミなどで行われており、また岐阜県沖縄県では非常事態宣言が発令されている。業績が大幅に悪化している企業も多く、指数は重いと考えられる。一方で好決算企業は買われる動きが続いており、業績相場が続くと思われる。

 

米:ハイテク株で構成されているナスダックが、ダウ、S&Pと比べても強い。再び最高値をアタックしそうな勢いである。また米30年債利回りは1.198、10年債利回りは0.535と低水準で引けた。これまでロビンフッターの株買い資金となっていた給付金が7/31で失効した。延長法案については未だに未合意。また家賃の支払い、学生ローン返済を凍結する法案も失効した。マクロ的には悪い展開が続く。

www.bloomberg.co.jp

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米国でも企業によって明暗が分かれる展開になると考えられる。ハイテク系はコロナの恩恵を受けており、ポジティブサプライズが散見される。従って買うならばナスダック。何が何でも上がる相場ではなくなったので、ハイテクセクターで強いものを吟味

して行きたい。

 

ドル安の流れは週末で一旦落ち着いた。ただ、雇用統計、失業保険申請者数が増加するとFRBが9月に緩和するシナリオが高くなるので再度ドル安に傾くと思われる。その場合は、ユーロ、ポンド、豪ドル or 円で強いものを選びたい。

 

■来週の注目スケジュール

8月3日(月):日・GDP確報値(1-3月)、日・製造業PMI(7月)、モダリスが東証マザーズに新規上場、中・財新製造業PMI(7月)、米・ISM製造業景況指数(7月)など

8月4日(火):ミネベアミツやCTC、日本製鉄の決算発表、米・製造業受注(6月)、米・ウォルト・ディズニー決算発表など

8月5日(水):日・サービス業PMI(7月)、ライオンやレーザーテック、伊藤忠の決算発表、中・財新サービス業PMI(7月)、欧・ユーロ圏サービス業PMI(7月)、米・ISM非製造業景況指数(7月)など

8月6日(木):任天堂資生堂の決算発表、独・製造業受注(6月)、米・新規失業保険申請件数など

8月7日(金):日・家計支出(6月)、日・景気先行CI指数(6月)、ティアンドエス東証マザーズに新規上場、独・鉱工業生産指数(6月)、米・失業率(7月)など